本日は、一番最近読んだ詩集を。
一週間ほど前に買って、三回読みました。
お気に入りの一冊になりそうです。
題材はわりと身近な、誰でも目にするような
風景なのですが、そこに高橋さんの視点が
注ぎ込まれると、とたんに素敵な風景に
様変わりします。
その変化が、詩の中盤あたりで突然に起こるのです。
急に時間が経ったり、急に視点が逆転したり・・・。
それが読後感に心地よい驚きを与えてくれます。
僕が特に気に入った作品は、
「黄色いメロン」
「わたしの水平線」
「秋の一日」
「或る日の新幹線」
「花と海」
など。
「黄色いメロン」は、あまりに素敵な詩で、
これだけ20回くらい読み直しました。
「或る日の新幹線」と「花と海」は、
僕自身同じようなことを思うことがよくあって、
大変共感しました。
それとこの本、やたら軽いんですよ。
軽くて薄い紙を使っているんでしょうね。
又、一編一編の詩も短くて読みやすいので、
文庫本のように気軽に持ち歩きながら、
ちょっとした時間に読むのに最適です。
- 作者: 高橋順子
- 出版社/メーカー: デコ
- 発売日: 2009/06
- メディア: 単行本
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