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愛知旅行〜新美南吉をめぐって

童話作家で詩人の新美南吉さんの故郷
愛知県半田市に行ってきました。


まずは、「童話の森」
南吉さんの童話に登場するものが、
ところどころに現れます。




次に「新美南吉記念館」
直筆の原稿や様々な資料、また物語を再現した
ジオラマなどが展示されていました。
童話を映像で楽しむコーナーや図書コーナーでは
多くの作品に触れることもできます。




そこから今度は「生家」と「ででむし広場」へ





「ごんぎつね」でごんが兵十のうなぎを盗んだ矢勝川。
その向こうにはごんが住んでいた権現山が見えます。





北谷墓地にも行って手を合わせてきました。



見物して回った疲れは温泉で・・・。



たいへん楽しかったのですが、実はちょっとしたオチが
ありまして・・・



というわけで、行ってみるまでまったく知らなかったのですが、
来年2013年が新美南吉生誕100周年だそうです。
ああ、来年来ればよかったなと(笑)
生誕祭などの数々の行事や特別展が行われるようですので、
興味のある方は来年行かれるともっと楽しいかと思われます。


愛知に行くのは初めてだったので、せっかくだからと思い
翌日以降は観光もしてきました。
名古屋や栄の町・知多半島セントレア空港・名古屋城など。


愛・地球博記念公園には「となりのトトロ」に登場する
サツキとメイの家が忠実に再現されていて、ここも
すごくよかったです。



名古屋メシはことごとく美味しかったですね。
ひつまぶし・手羽先・みそかつ・きしめん・海老フライ・
みそ煮込みうどんにあんかけスパゲッティと。
あと、赤味噌ラガーなんていう珍しいビールまでありました。


二年前、僕は宮沢賢治さんをめぐって岩手に行きましたが、
賢治さんと南吉さんは、地方で教師を勤め若くして
亡くなったという共通点から比較されることが多く
「北の賢治・南の南吉」と呼ばれているそうです。
その両方を訪ねることができました。


記念館で見た南吉さんの原稿にこのような言葉がありました。


これから多くの歴史が展開されていって、今から何百年何千年後でも
若し余の作品が認められるなら、余はそこに再び生きることができる。


と。


南吉さんは29歳の若さで結核で亡くなっていますが、
『ごんぎつね』(偕成社文庫)のあとがきによれば


「《ごんぎつね》は、現在使用されている五種類の
小学校用国語教科書すべてにのっていますので、
あと何年かこのような状態がつづけば、すくなくとも
《ごんぎつね》を知らない日本人は一人もいない、
という時代が来るでしょう」


とのこと。


新美南吉さんは、今すべての日本人の心の中で
生きているのかもしれません。