2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログ=日記?

たまには詩集の感想以外のことを書きましょう。 とはいえ、依然として「ブログ」ってどういうことを 書いたらよいものか、いまいち分からず戸惑っています。 人に尋ねてみたところ「日記を書けばいいんだ」と 言われましたが、それで余計に困ってしまいまし…

「エルヴィスが死んだ日の夜」 中上哲夫

久々に読み返しました。 たしか最初に書店で出会ったとき、 書名に惹かれて買ったと記憶していますが、 改めて読んでみて、やはり中上さんが詩に つけるタイトルはどれも素敵だなあと思いました。 この本に収められている詩はいずれも、 一行一行ゆっくりと…

「月に吠える」 萩原朔太郎

まず、もう書名に持っていかれますよね。 「月に吠える」 って・・・カッコ良すぎます。 とは言え、中身を読むと月に吠えたくなるというよりは、 むしろ囁くような声で音読したくなるような。 そして、あたり一面竹が生えはじめ その竹林の中で、僕は上半身…

「萌えいづる若葉に対峙して」 辻征夫

辻征夫さんは、僕が最も好きな現代詩人のひとりです。 中でもこの詩集は、何度読み返したか分かりません。 どの作品も好きなものばかりですが、読む時期に よって「特に好きな詩」って変っていくんですよね。 学生の頃は「宿題」と「蟻の涙」にしびれまくっ…