2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「死者の贈り物」 長田弘

この詩集もずいぶん前から何度も読み返しています。 長田さんの詩集の中でも特に好きな一冊です。 主に「死」を扱った作品群で、筆者の言葉を借りるならば 「親しかったものの記憶にささげる詩」ということです。 「碑銘を記し、死者を悼むことは、ふるくか…

「東京バラード、それから」 谷川俊太郎

谷川さんの新刊をさっそく読みました。 四十年ほど前にかかれた連作詩「東京バラード」 (『うつむく青年』所収)と現在とを写真と詩で繋ぐ という新たな試みがされています。 いくつかの書き下ろしを除いては、既刊詩集に 掲載済みの詩がシャッフルされ再掲…