2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「おかあさん」 サトウハチロー

この詩集は、読む人の境遇あるいは思い出などによって 様々な反応を引き起こすような気がします。 ある人は、微笑ましい気持ちで読むかもしれません。 ある人は、ページを開くたびに涙がこぼれるかもしれません。 僕は、何故かいつも眠くなります。 もちろん…

「われに五月を」 寺山修司

寺山修司さんは、長い間僕にとってごく個人的な理由で 克服できずにいる詩人でした。 僕が最初の詩集を書いていた十代の頃、その作品を読んだ ある方から「寺山修司もどき」と言われたことがありました。 今考えれば光栄な言葉でもあるのですが、当時はそれ…