学生の頃に読んでいた本ばかりを挙げていたので、
今回は、いちばん最近読んだ詩集を。
立て続けに3回ほど読みました。
川上未映子さんの作品に触れるのは初めてでしたが、
独特な響きをもった文体にすっかり魅了されました。
「関西弁口語体」といいましょうか・・・、
いやこれはきっと川上さんじゃないと生み出せない
世界でしょう。
僕はいつも思うのですが、女性の書かれる詩は
「体」に対する意識が強くにじみ出ますよね。
男性の詩が「観念」に走りやすいのと比べて。
当り前のことなのかもしれませんが。
この本の中には七編の作品が載せられていますが、特に
「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」
「ちょっきん、なー」
の二編が個人的には好きです。
- 作者: 川上未映子
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 157回
- この商品を含むブログ (74件) を見る