面白いです。この詩集。
面白いって表現が正しいか分かりませんが・・・、
でも、読み始めてすぐ「デニーズ・ラヴ」という詩で
噴き出してしまいましたもの。
詩を読んで笑ったのなんて久しぶりです。
僕は穂村弘さんの本を読むのは初めてだったのですが、
すっかりファンになってしまいました。
文庫版あとがきを読むと、この詩集が生まれる背景には
失恋という悲しい出来事があったそうで、たしかに
物悲しさが根底には流れているのですが、どの作品も
独特のユーモアとアイデアによって色づけされています。
「おもしろかなしい」と言った方がいいのかな・・・。
面白いんだけど、楽しいわけではないというか・・・。
そして、バラエティに富んでいる。
最近買って立て続けに二回読んだのですが、
「求愛者」
「それはよく晴れた真夏の」
「チョコくっき」
「渚へ」
「クリネックス」
などの詩にヤラれてしまいました。
穂村さんの他の著作も読みたくなっている
ところです。
- 作者: 穂村弘
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