2012-01-01から1年間の記事一覧

「詩とファンタジー」に詩が掲載されました

やなせたかしさんが責任編集をされている雑誌 『詩とファンタジー(秋雅号)』 かまくら春秋社 (2012年10月19日発売) に詩が掲載されました。 未発表の新作です。 P56〜57に素敵なイラストとともに載っています。 P70ではやなせさんから寸評もいただいてお…

「水瓶」 川上未映子

奇才的な感覚を持った表現者というのがいます。世の中にはわりとたくさんいます。そういう人の作った「音楽」や「絵画」や「映画」や「小説」を僕は好きで、楽しく味わうことができます。 ところが、奇才的な感覚を持った人の書いた「詩」だけは、昔からどう…

「愛の詩集」 室生犀星

室生犀星さんの第一詩集です。 まずは序詩における高らかな宣言で幕を開けます。 序詩 自分は愛のあるところを目指して行くだらう 悩まされ駆り立てられても やはりその永久を指して進むだらう 愛と土とを踏むことは喜しい 愛あるところに 昨日のごとく正し…

愛知旅行〜新美南吉をめぐって

童話作家で詩人の新美南吉さんの故郷愛知県半田市に行ってきました。 まずは、「童話の森」南吉さんの童話に登場するものが、ところどころに現れます。 次に「新美南吉記念館」。直筆の原稿や様々な資料、また物語を再現したジオラマなどが展示されていまし…

独歩記念事業短詩型文学祭

国木田独歩さんの業績をたたえる 「第60回独歩記念事業柳井市短詩型文学祭」において 僕の『向日葵』という詩が第2位になったようです。 つい先ほど通知と賞状が届いて結果を知りました。 国木田独歩さんという偉大な作家の名を冠したコンテストで 作品が選…

「てんとうむし」 阪田寛夫

阪田寛夫さんの詩の中から親しみやすい作品を集めた一冊です。 阪田さんは小説で芥川賞や川端康成文学賞を受賞されている一方で、童謡「サッちゃん」「おなかのへるうた」などを作詞したり教科書に載るような詩篇を書かれていたり、実に幅広い創作活動をされ…

「ほほえみ には ほほえみ」 川崎洋

川崎洋さんの詩の中から代表作や親しみやすい作品を集めた詞華集です。童話屋さんからは、こういう手に取りやすい選集がたくさん出ていていいですね。 こういう選集を取り上げて讃えると、詩の「通」の方からは「邪道だ」と言われてしまうかもしれません。ビ…

「レモンとねずみ」 石垣りん

石垣さんの遺品の中から見つかった約350編の詩の中から40編を選出した詞華集です。 石垣さんは生前四冊の詩集を刊行されていますが、亡くなる直前に「五冊目の詩集を作りたい」と願われていたそうです。この本はその願いを託された編者の方がまとめたもので…

「詩のこころを読む」 茨木のり子

詩集というよりは、詩の入門書とか手引書といった内容で、様々な詩を紹介しながら茨木さんの文章が添えられています。1979年に刊行されて以来多くの人に愛されつづけ、すでに72刷と版を重ねた不朽の名著。 この本が大人からも子どもからも長く読み継がれてい…

朗読会に行ってきました。

先日、詩人の平岡淳子さんよりお招きいただき、生まれて初めて詩の朗読会に出席させていただきました。現在『詩とファンタジー』に掲載中の僕の作品「ポスト」を絵本作家の川浦良枝さんが朗読してくださるとのことで。会場は明大前にあるブックカフェ槐多。 …

「詩と思想(3月号)」に詩が掲載されました

『詩と思想(3月号)』 土曜美術出版販売 2012.3.1発売 に詩が掲載されました。 未発表の新作でP66に載っています。 今号は「ショートな詩」の特集号ということで、 「20行以内」という条件で執筆の依頼をいただきました。 普段書いているものよりも短い小編…

「詩とファンタジー(冬晶号)」に詩が掲載されました

やなせたかしさんが編集されている雑誌 『詩とファンタジー(冬晶号)』 かまくら春秋社 2012.1.19発売 に詩が掲載されました。 未発表の新作です。 P52〜P53に素敵なイラストとともに載っています。 P2ではやなせたかしさんからの寸評もいただいております…

「くどうなおこ詩集○」 工藤直子

童話作家で詩人の工藤直子さんの詩・散文詩・童話などを集めた詞華集(アンソロジー)です。 基本的には子ども向けに書かれた作品群なのですが、大人が読んでも胸に染みいる作品ばかりで、溜め息をつかずには読めません。 有名な「てつがくのライオン」を筆…